食・グルメ

マクロビ派ビスケットって何だろうか?

ファミリーマートで見つけたんですが、マクロビ派ビスケットでご存知ですか?

我輩、気になるものがあると、つい手にとって見たくなる性格なんです。

おもむろに買い物カゴに入れてしまいました。レジの店員に「マクロビ?」って聞こうかと迷ったのですが、外国人の方だったので静かに買って帰りました。

Contents

マクロビってなに?

教授
教授
マクロビしらないのか?
福郎
福郎
耳にしたことはあるんですが
教授
教授
では、説明してあげよう

マクロビオティック

マクロビとは、正式にはマクロビオティックと言い、穀物や野菜などの日本の伝統的な食材を中心に、独自の陰陽論を元に食材や調理法のバランスを考えた調理法です。

言葉は3つのキーワード「MACRO:大きな」『BIO:生命」「TIQUE:術」からなっていて。古代ギリシャ語を語源とした、「自然に即した命のあり方」という意味です。

出典:マクロビオティックの基本

二大原則、三大理念「身土不二」「一物全体」を元に「陰陽調和」を考えて食事をすることが基本となります。

「身土不二」とは

人間も植物も生まれた環境と一体という意味です。例えば、熱帯地域でとれるフルーツには体内の熱を下げる働き、寒い地域でとれる野菜には体内を温める働きがあり、四季のある日本では、季節ごとの旬の食材をとることで、からだのバランスがとれるという考え方です。

「一物全体」とは

ひとつのものを丸ごと食べる、という意味です。食材そのものは、丸ごとでバランスがとれており、穀物なら精白していない玄米、野菜なら皮や葉にも栄養があり、全てを摂ることでからだのバランスがとれるという考え方です。

出典:マクロビオティックの基本

「陰陽調和」とは

東洋の伝統的な世界観で、食べ物にあてはめて考えると、体を締めるものは陽性で、緩めるものは陰性、体を温めるものは陽性で、冷やすものは陰性、といったような分け方をします。暑い季節には陰性の食べ物、寒い季節には陽性の食べ物が向くなど、陰陽のバランス、調和が大切という考え方です。

「身土不二」「一物全体」そして「陰陽調和」

マクロビオティックは何を食べていいか、悪いか?

食材バランスの目安としては、玄米など未精製の全粒穀物が50~60%、野菜が25~30%、豆や海藻が10~15%、その他(ナッツや果物など)が5~10%です。
マクロビオティックでは食べ物の禁止はありませんが、肉、卵、乳製品、精製された白砂糖、化学調味料などは、できるだけ使用を避けたいものとされています。
炭水化物を50%~60%も摂取して、健康バランスは大丈夫かな?と気にされる方もいるかもしれませんが、全粒穀物には、精製された穀物にはない栄養分が多く含まれています。また、全粒穀物はよく噛んで食べる必要があるため、通常よりも少量で満腹感が得られます。

出典 マクロビオティックの食事ガイドライン(亜熱帯性気候用)

基本的には食材の制限はありませんが、肉や大型の魚、卵、乳製品、精製された白砂糖や化学調味料は摂取しないほうが良いとされています。肉を食べるにしても野菜とのバランスや調理法(陰陽)を考え、甘味料も質とバランスを考えて取りましょうという柔らかいニュアンスで説明されています。

マクロビの祖は日本人

実はマクロビオティックを始めたのは日本人です、言葉の響きからも西欧から入ってきた考えがちですが、1928年に桜沢如一が行った講習会が始まりとされています。

マクロビ派ビスケットって?

使っている原料

森永製菓が12種類のマクロビ素材だけで作ったビスケットです。

動物性原料やマーガリンを使わず、甘味料にはてんさい糖を使用しています。

素材由来の食物繊維や鉄分を取ることができます。

使用原材料

アーモンド、かぼちゃの種、ひまわりの種、オーツ麦フレーク、玄米フレーク、てんさい糖(甜菜、サトウダイコン・ビート)、小麦粉(北海道産小麦100%)、バニラエッセンス、塩、食用なたね油

フルーチグラノーラ:小麦全粒粉、グランベリー

ナッツと塩:カシューナッツ、マカダミアナッツ

お待たせしました、実食感想

マクロビ派ビスケット(ナッツと塩)

サクッとした食感、雑味のないビスケットといった感じです、噛んでいくと自然の甘みとナッツの香ばしさが口に広がります。6つという量も、小腹が空いた時のちょうど良いですね。

マクロビ派ビスケット(フルーツグラノーラ)

先ほどの「ナッツと塩」よりは甘みが強いです。もう一つ手にとって口に入れたい不思議な魅力があります。これはグランベリーの味でしょうか。サクサク感も心地よく完食しました。一袋¥162です。

まとめ

マクロビ派の食事をしてるってだけで、体に良いことをしているような気持ちになります。あなたもこれを契機にマクロビオティックを始めてはどうでしょうか。過度なダイエットと違って自然な食事があなたの精神と肉体を整えてくれるでしょう。