英単語の図鑑といえば、英語図詳大辞典を使って夜な夜な辞書を引いてみたりするんですが、アマゾンの英語カテゴリで「英単語の語源図鑑」が50万部を突破してベストセラーになっていたので買ってみました。読んだ感想と、ちょっと良い使い方をご紹介したいと思います。
この本は英語講師をされている方の著作です。図鑑というよりは英語学習をする方に向けて書かれた本のようです。
Contents
オススメな人
不特定多数でしょうか、実際に学生からシニアの方までの広い年齢層に売れているようです。図解が受けている要因の1つでしょうか。
英語学習って、本を買うと勉強した気になるんですよね。そのとっかかりとしては一押しです。
特に海外生活を目指している方や、洋書を読む趣味のある方にとっては語源から学んでいけるので頭に入りやすいと思います。
読み方
接頭辞を元に単語を紐づける
まず最初は接頭辞を元に単語の意味を理解していこうというものです。
漢字の部首もそうですが、単語がカテゴライズされていれば覚えやすいですね。
例えば
sub(下に)という接頭辞に way(道)を繋げると
subwayは文字どうり下の道、地下鉄(米)となります。
他にはmarine(海)を繋げると
submarineとなり下の海ということで潜水艦となります。
引用:英語図詳大辞典
そうすると考えるのはsky(空)はどうなるのか?
これは単語としてないですね。
語源を元に単語を紐づける
今度は sur super(上に)という接頭辞です。
sur(上の)+ vey(見る)→survey(調査する)
vey、view(見る)の語源から繋ぎます。
pre(前に)+ view(見る)→preview(試写会)
re(再び)+ view(見る)→review(レビュー、批評)
引用:英語図詳大辞典
こうやって考えると、色々と単語が浮かんできます。
overview(概要)= over(上に)+ view(見る)
interview(インタビュー、面談) = inter(間に)+ view(見る)
1つの単語から派生させて覚えることで語彙力をつけるのは良いと思います。イラストが秀作で見てて飽きないです。
また、接頭辞や語源である程度意味の推測がつけば、洋書を読むのが楽しくなって来るんではないでしょうか。この本には12語の接頭辞と103の語源から単語を1000語程度が掲載されています。
応用編
自分ノートを作成する
この本で記載された単語を学んだら、今度は自分で単語語源ノートを作ってはどうでしょうか。この本のように綺麗なイラストでなくても良いです。簡単な絵を添えて書いていくと覚えやすいと思います。
例えば
landscape(景色)って言葉があるとします。
land(陸、土地)+ scape(scipe状態)となります。
landって言葉に近いものはないか islandがあります。
island(島)= is(水の)+ land(土地)となります。
salt(塩)って言葉から
salary(給与) sal(塩)+ ary(もの)
※大昔ローマでは塩で給与を払っていたらしいです。
ary(もの)から
sta(立つ)+ tion(こと)+ ary(もの)→ stationary(動かない、静止した)
sta(立つ)+ tion(こと)→ station(駅)(人が)立つ所から
station(駅)+ ery(もの)→ 駅や人が立つ所で売られていたもの=stationery(文房具)となったようです。
このように言葉を連鎖させて覚えていくと単語の理解が深まると思います。
まとめ
感想
本を買ったおかげで、dayoneに英語ジャーナルを作ってしまいました。
dayoneをご存じない方はこちらをお読みください。
こんな感じです。
こうやって入力することが習慣となり、英語とより近い関係になることが英語習得の近道ですね。